 ●群馬県高崎市にある創造学園大学茶道コースは、芸術大学の中で専門的な裏千家茶道の実技指導を行っています。
●実技指導の他に、茶の湯と周辺分野に関する講義、茶道具を制作する演習等の授業が組まれています。茶道を日本の誇る総合芸術として位置づけ、従来の垣根を超え、茶道に関わる幅広い分野から構成された新たな「学」の体系を通じて、真の日本伝統芸能文化を学ぼうというコースです。
●大学卒業時には文部科学省の「芸術学士」号が取得できます。また教員免許状を取得することも可能です(中学校・高等学校第1種免許状「美術」)。
●茶道の授業はキャンパス内の茶室「水琴亭」(十畳広間)「而生庵」(三畳台目)で行なわれます。これらの茶室は平成13年に国の登録有形文化財の指定を受けました。学生は文化財を自分たちの茶室として使用でき、日々清掃、管理に努めています。
●「水琴亭」は学園の堀越幼稚園、子供の国幼稚園の茶の湯のお稽古、高崎保育専門学校の茶の湯体験の教室としても使用されます。また庭内の「水琴窟」は平成8年に環境庁が制定した「日本の音風景百選」に群馬県で唯一選ばれました。
●「水琴亭」の茶室及び庭園は一般にも開放されています。「水琴窟」の音色を鑑賞するため、年間多数の方が見学に訪れます。
●茶道コースは創造学園大学の創造芸術学部の芸術学科に属しています。授業は大学の一般教養科目と芸術学科の専門科目、そして茶道に必要な科目を履修します。高い専門性を追究することはもちろんですが、幅広く豊かな人間性を養うことを目指しています。
●茶道というと「お稽古事」や「花嫁修業」、「堅苦しい」というイメージをもたれるかもしれません。しかしながら茶道が盛んであった中世の時代では、戦国の武将たちは「いかに生きるか」ということを考えるために茶道を必要としていました。現代社会において、茶道がますます求められるのももっともなことといえるでしょう。
●またコンピュータ化が進む一方、今ほどコミュニケーション能力が必要とされる時代はありませんが、茶道は人と人とのつながりの本質を学ぶことができます。茶道の基本的なマナーは就職活動などに向けて大きな武器となりますし、茶道の知識は実践に必要なことばかりですので、職場や家庭、新しい環境での対応に大いに役立つことでしょう。着物姿の美しく自然な立ち居振る舞いは、人間としての魅力をより高めてくれます。
●創造学園大学茶道コースは茶道実技を中心に、日本庭園史や茶道建築史などの講義や陶芸(楽焼)や書道、竹芸(茶杓や花入制作)等の演習授業も行なわれ、日本文化を幅広く考え、学ぶことができます。一方でデザインや染織、絵画や彫塑等の美術の専門授業も行なわれ、デザインコース、漫画コースや陶芸コース、肉体表現コース(演劇)といった他のコースの学生との交流も活発です。
●創造学園大学は芸術学科の他に音楽学科とソーシャルワーク学科(社会福祉)も併設していますので、コンサートを鑑賞したり、社会福祉の授業を受講するなど、他の学部のよいものを取り入れ「芸術と福祉の融合」を随時行なっています。外国語やパソコン演習などの共通授業や、平和や環境について考える特別講義やシンポジウムなどの行事も多く、「芸術と福祉の融合」という共通のテーマの中で、多くの学友とそれぞれの目標に向かって有意義な大学生活を過ごします。 |